仮歯の役割/赤ちゃんに虫歯菌・歯周病菌をうつしてしまう?

仮歯の役割

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 小澤です☺

歯の治療を行う際、被せ物が出来上がるまでの間に仮歯を使います。

この仮歯の目的についてご紹介します。

仮の歯のことを専門用語ではTek(テック)と言います。

Tekとはテンポラリークラウンの略で、暫間的な被せ物という意味です。

この仮歯を入れる目的は主に4つあり、

①審美的改善(見た目の改善)

特に前歯の場合、かぶせ物ができるまで期間がかかるため、歯がないというのは見た目も気になったりしますよね…

歯がないために人前で喋れない、食事ができないなどの問題を解消することができます。

②咬合の回復(一時的な噛み合わせの回復)

仮の歯なので、思いっきり噛んだり固いものを噛むと割れたりする可能性はありますが、柔らかいものはある程度噛むことができるので、治療中の噛みにくいなどの不満を多少なりとも解消することができます。

③歯の挺出、傾斜の防止

かみ合う歯がなかったり、隣り合うはがないと歯は伸びてきたり傾斜してきたりします。

④神経の保護

神経のある歯をかぶせ物を入れるために大きく削ると歯の神経と近くなるので、しみたり痛みを感じることがあります。仮の歯を入れることで神経を刺激から守ることができます。

さて、これはどこが仮歯でしょう??

正解は・・・

前歯でした!

ではこちらはどこが仮歯でしょう?

正解は・・・

向かって左側奥から2番目と奥から4番目でした!

これは歯科衛生士 岡本が練習で作った仮歯です。

練習に練習を重ね、上手に仮歯を作れるようになりました☆

練習の時も患者さまに満足してもらえるような仮歯を作成するために、長年技を磨いた職人のようなこだわりを持って練習してまいます!

先生からもお墨付きをもらうほどの腕前ですよ☆

仮歯はあくまでかぶせができるまでの仮のものです。

たまにとても上手な仮歯が入ってしまと、その仮歯に満足してしまってかぶせが出来上がる前に治療を中断をしてしまう方もいますが、劣化や変色、破損や脱離などがおこってくるので、仮歯で満足せずにあと一歩かぶせが入るところまで治療は完了させましょうね!

福山市 医療法人幸美会

なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 小澤真衣

赤ちゃんに虫歯菌・歯周病菌をうつしてしまう?

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 細谷麻衣 です。

今日は赤ちゃんに虫歯菌や歯周病菌を移してしまう原因についてお話をします。

赤ちゃんはそもそもいつから歯が生え始めるのでしょうか?

産まれたばかりの赤ちゃんには、まだ歯が生えていません。

最初に歯が生え始めるのは、おおよそ生後6カ月と言われています。

赤ちゃんは産まれた時、お口の中には虫歯菌や歯周病菌が存在しません。

しかし、両親や食器の共有などで唾液を介して感染していくと言われています。

赤ちゃんへ食べ物の口移しや、可愛さゆえに「ちゅっちゅっ」していないでしょうか?

お母さんが味見や、フーフーして冷ましたスプーンで直接食べ物を与えていないでしょうか?

そういった行動で赤ちゃんに虫歯菌や歯周病菌をうつしてしまっているのです。

虫歯菌や歯周病菌がうつったからといって必ず虫歯や歯周病になる!というわけではありません!

しかし、お母さんのお口の中の細菌層が赤ちゃんに感染してしまいお口の中に細菌層が形成させていくのです・・・

しかし、いくら気を付けていても色々な経路で感染してしまいます。

大切なことは、両親のお口の中に虫歯や歯周病を作らない事なのです。

虫歯や歯周病の兆候がある場合は早期に歯科医院に受診して、お口の健康を守りましょう!!

そして赤ちゃんの虫歯や歯周病に罹患しないよう、理想なのは出産前から歯科医院へ定期的な予防治療や治療をすることをおすすめします。

ぜひ家族みんなで協力して歯を大切に守りましょうね!!

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 細谷麻衣