顎関節症って?/予防の常識・非常識って?

顎関節症って?

こんにちは!福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 川上です。

顎関節症についてご存知でしょうか?

顎関節症は、昔は歯医者が治すものとして考えられていました。

症状を改善するには、マウスピースの装着や注射、外科手術など、歯科医師が治療第一になっており、

患者さん自身による生活習慣の改善や開口訓練はおまけ程度の扱いでした。

しかし、20年ほど前、ある著名な先生が「顎関節症は自然治癒する」という論文を発表しました。

それがきっかけに研究が進み、症状が出た時にすぐ外科手術などを行わなくても、患者さんに生活習慣の改善や開口訓練に励んでもらう事で、

やがて治癒に至る=痛みなく口が開けられるようになる!

ということがわかったのです。

生活習慣の改善とは、顎関節への負担となる癖をやめること。

上下の歯がいつも触れていることや、前傾姿勢、猫背、歯ぎしり、食いしばりの癖は要注意です。

開口訓練とは、筋肉をリラックスさせるストレッチのことです。

下顎を前後左右にゆっくり大きく動かして、顎まわりの筋肉を伸ばしたり、指1本分、2本分、3本分と徐々にお口を開けていったり。

こめかみや頬と耳の間にある筋肉をほぐすマッサージも有効です!

このセルフケアができれば、あなたも立派な「主治医」です!

顎関節症について、分からないことがあれば、お気軽にお問い合わせください。

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 川上

予防の常識・非常識って?

こんにちは!福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーターの坂本です。

虫歯や歯周病の予防について、ありがちな誤解があります。今回はその中でも誤解の多い2つをご紹介します。

常識① ×歯周病は歯を失う怖い病気?

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    ◎セルフケアと歯科のサポートで歯は残せる!

「歯を失う怖い病気」というイメージが強い歯周病ですが、テレビCMで見られるように、短期間で歯がグラグラになって抜け落ちてしまう事は普通はありません。

統計的には、歯周病になりにくい人が1割、進行しやすい人が1割で、残りの8割の人はゆっくり進行していきます。

歯周病を予防するには、セルフケアだけでなく、歯周病の早期発見が重要です。

早く異常が分かれば、その分早く手が打てます。

そのためには、歯科医院で定期的に健診を受けることが大切です。

もし歯周病になっていて治療を受けたのなら、治療が終わった時が歯を守る新たなスタート地点です。

再発を予防するために検診に通いましょう!

常識②×歯周ポケットは歯ブラシで綺麗に磨ける

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   ◎歯ブラシだけでは落としきれない汚れがあります。

歯茎の溝の中はプラーク(細菌のかたまり)が溜まりやすい場所で、溜まったプラークは歯周病の原因になります。

そのため、この部分を歯ブラシで注意して磨いている方も多いと思います。

ですが、歯ブラシでは溝の中のプラークは完全には取り切れません。

しかも、溝の中に無理にブラシの毛先を入れて磨くことを続けると、歯ぐきが傷つき痩せ、虫歯になりやすい歯の根面が露出してしまいます。

歯茎を傷つけずにキレイにプラークを取り除く磨き方を、歯科医院で教えてもらいましょう。

歯茎の深い溝や歯周ポケットの中の洗浄は歯科衛生士へお任せください。

歯とはの間をデンタルフロスや歯間ブラシで磨くことと、虫歯予防のためにフッ素入りの歯磨き剤を使う事もお忘れなく、チャレンジしてみてください!

歯科医院では、皆さんのお口の状態や生活習慣に遭った予防の方法をご提案しています。

毎日のセルフケアに役立ててみて下さいね!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック

トリートメントコーディネーター 坂本