骨粗鬆症と歯科治療の関係は?/間食の量を減らしたら虫歯にならないの?

骨粗鬆症と歯科治療の関係は?

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 小澤です☺

骨粗鬆症と歯科治療の関係性をご存知ですか?

骨粗鬆症は、骨の量が減少し骨密度の低下(骨の中の構造がスカスカになる)してしまう状態のことを言います。

骨には「リモデリング」という仕組みがあり、破骨細胞が古くなった骨を破壊・吸収し、骨芽細胞が新しい骨を作るというサイクルを繰り返すことでターンオーバーを繰り返します。

骨粗鬆症は特に女性に多く、50歳以上の女性の約3人に1人は骨粗鬆症と言われています。

≪骨粗鬆症の原因≫

①加齢

50代になると腸から身体へのカルシュウムの吸収が衰えてきます。

そのため骨を作るカルシウムが不足し、骨の吸収と形成のバランスが崩れることで骨粗鬆症になります。

②閉経・更年期障害

エストロゲンという女性ホルモンに骨の吸収をゆるやかにする効果があります。

閉経するとエストロゲンの分泌が低下し、骨の吸収が進行することとで「骨のリモデリング」のバランスが崩れてしまいます。

③ダイエットによる障害

身体のカルシウムの約90%が骨にあり、残りの数%は血液中にあります。
ダイエットをすることにより血中のカルシウム分が不足し、骨のカルシウムが血液中に出てきます。
そうすると骨を作るカルシウムが不足して、バランスが崩れてしまいます。

骨粗鬆症の治療にはさまざまな種類がありますが、主に歯科治療と関係があるのが《薬物療法》です。

治療に使用するお薬の中でも特に【ビスホスホネート製剤】が歯科治療に大きく関係があります。

このビスホスホネート製剤は破骨細胞の働きを強く抑え、骨密度を上げ、骨折を減らす効果が認められた骨粗鬆症に広く使用されるお薬です。

このお薬を服用している場合、抜歯など外科処置を行うと顎骨壊死を起こす可能性があるため、主治医の先生に確認をし、お薬をお休みする期間が必要だったり服用を中止する必要があります。

場合によっては外科処置ができない場合があります。

ビスホスホネート系製剤の服用を開始する場合に、主治医の先生から説明を受ける場合もあれば、歯科治療の際に注意するようにという紙をもらう場合もあったりします。

服用しているお薬が歯科治療に影響があることもあるので、お薬手帳の確認を積極的に行っており、場合によってはお薬手帳のコピーを取らせてもらう場合もあります。

骨粗鬆症のお薬を服用し始めた場合や、飲んでいるお薬に変更があった場合などはぜひお薬手帳のご提示をお願いしますね!

福山市 医療法人幸美会

なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 小澤真衣

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間食の量を減らしたら虫歯にならないの?

みなさんは虫歯にならないためにどんなことを気を付けてますか?

「間食の量を減らしている」

と言われる方がいらっしゃいます。

虫歯になる原因は甘い物を摂取する量よりかは

甘い物の食べ方の部分に関係してくるのです。

一件どういうことはわかりにくいですよね><

飲食後、お口のなかでは、細菌の生み出す酸や

飲食物の酸により歯の成分がとけだし(脱灰)、

その後、時間をかけて唾液が成分を歯に戻していきます(再石灰化)。

溶かす力が戻す力を上回る状態が長時間続くことで

虫歯になっていきます。

このとき、甘いものの「量」以上に、

食べる「頻度や時間」が問題となります。

ひっきりなしに甘い物がお口の中にあると、

唾液が歯を修正する時間が取れません。

ですから、のどあめを絶えず舐めていたり

ドリンクをチビチビ飲んでいたりすると、

虫歯になりやすいのです。

野菜ジュースやスポーツドリンクなど、

ヘルシーなイメージのものにも

意外と砂糖は入っているので

みなさん気を付けて下さいね><

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック

トリートメントコーディネーター 岩田 歩乃歌