歯の根の治療とは?/歯の根元の虫歯って何?

歯の根の治療とは?

みなさんは歯の根の治療をしたことがありますか??

この治療は歯の神経を取った際や、

すでに歯の根の治療がおわったが、

数年後再度根の先に 膿が溜まってしまい

治療が必要となった場合に行っています。

ただでさえ細い歯の根の

神経が通っていた管を

広げたり、長さを測ったり、洗浄したり

先生たちはすごく緻密な治療をしてくれているのです。

歯の根の治療にかかる回数は個人差があり、

根の先の形態や炎症がおさまるのを待つ必要があるので

それによって3回で終わる方もいれば、

1年以上根の治療で通われているかたもいらっしゃいます。

回数がかかることにより困るのが、

途中で治療を中断してしまうかたがいらっしゃいます。

痛みがなくなったからといって治療を中断してしまうと

細菌が再び感染繁殖してしまうのです><

歯の神経を取ってしまう為、

痛みがでないこともありますが、

やがてさらに奥の神経が痛んだり、

抜歯になることもあるのです!!

将来の自分の歯のことを考えて、

必ず最後まで治療を受けてくださいね。

みなさんに健康なお口ですごしていただけるよう

細菌をしっかり取り除いて、最善の治療を行っております。

回数がかかり心が折れそうになるかもしれませんが、

一緒に頑張りましょう☆

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック

トリートメントコーディネーター 岩田 歩乃歌

歯の根元の虫歯って何?

こんにちは!福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーターの坂本です。

虫歯というと歯の噛み合わせに出来ると思われがちですが、歯茎が下がり、露出した歯の根にできる虫歯もあります。

「根面う蝕」と呼ばれるものです。(「う蝕」は虫歯の意)

歯は主にエナメル質と象牙質、神経(歯髄)からできています。歯の噛むところはエナメル質と象牙質の二層構造。歯の根は象牙質が主です。

有機質の多い象牙質の方がやわらかく、酸への抵抗力も象牙質の方が弱いです。

お口の中は普段は中性で、pHは約7.0.飲食をすると細菌の出す酸などによりpHが下がり、その後唾液の緩衝作用により徐々に中性へと戻っていきます。

pHがある一定値を超えて低下すると、エナメル質と象牙質は溶け始めます。

エナメル質が溶け始めるpHは約5.5ですが、象牙質の溶け始めるpHはそれよりも高く、研究によって幅があるもののpH6.0~6.8といわれます。

6.8というと、元の約7.0からほんの少し下のpH。ごはんを食べればすぐに超えてしまう値です。つまり、象牙質はとても酸に弱いのです。

お口の中では、溶けた歯を修復する唾液の作用が働いているので、歯がそのまま溶けていってしまうことはありません。

ですが、歯が溶けるpHになっている時間が長いほど、それだけ虫歯になりやすくなります。

エナメル質が溶けるpHと象牙質が溶けるpHの差。これが根面がむし歯になりやすい理由の一つです。

今まで通りのケアで虫歯になっていなかったとしても、根面が露出した場合は油断できないのです。

根面の虫歯の進行抑制と予防には、歯科の定期検診が欠かせません。

根面の虫歯になり始めた状態なら、定期的な経過観察を受けて頂きながら、虫歯の原因の究明と食生活や歯磨きの改善、フッ素塗布などを通じて進行抑制に努めます。

根面が露出する原因は歯茎が下がることですが、その一番の理由は歯周病です。

歯周病の予防のためにもぜひ定期検診を欠かさないようにしてくださいね!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック

トリートメントコーディネーター 坂本