MIペースト、使われた事はありますか?/歯周病細菌が癌を誘発する??

MIペースト、使われた事はありますか?

こんにちは!福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 山岡です。


みなさんは、MIペーストを使われたことはありますか?

MIペーストは、歯の原料になるミネラルのカルシウムとリンが豊富に入っていて、歯の表面が溶け出す脱灰を防ぎ、再石灰化を促進してくれます。

また、CPP-ACP(リカルデント)により、酸性に傾いたお口の中を中性に戻し、酸性になりにくくしてくれるので、

•エナメル質形成不全

•初期虫歯

•虫歯になりやすい方

にオススメです!⭐︎

※牛乳由来成分のガゼインが入っているので、牛乳アレルギーがある方は使用できませんので気をつけて下さいね。

<使い方>

•歯磨き後にMIペーストを歯ブラシ(または綿棒)にとり、歯にパックするようなイメージで塗り込みます。

•塗布後30分間は、飲食をしないようにしてください。

唾液がたまってきてもなるべく吐き出さないようにしましょう。

歯磨き後、その都度するのが理想的ですが、

難しい方は、就寝前に塗布しましょう。

フレーバーは、イチゴ、メロン、バニラ、ヨーグルト、ミント、ミックスベリー味があります。

当院で取り扱っていますので、興味のある方はお声掛け下さいね♪

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 山岡 芽生

歯周病細菌が癌を誘発する??

こんにちは!福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーターの坂本です。

私たちの身体は、約60兆個の細胞から作られており、その約2%が毎日入れ替わっています。

新しく作られる1兆個を超える細胞には、癌になる可能性のあるミュータント細胞が数千個含まれます。

私たちを守る免疫担当細胞は、連携してそうした悪い細胞を殺してくれています。

免疫は身体の外から侵入する病原体と戦うだけでなく、自分の身体の中で生まれた癌になろうとする細胞を攻撃し、癌にならないように働いているのです。

高齢になると癌の発症が増加するのは、ミュータント細胞を殺してくれる免疫機能が年齢と共に低下するからです。

近年の研究で、歯周ポケットに潜むフソバクテリウムが身体に入り込んで免疫細胞を攪乱し、大腸がんや食道がんを作ることが分かりました。

それだけでなく、癌になった部位にフソバクテリウムが感染すると、癌の進行が早くなり、転移も多いことが明らかになりました。

癌の部位で見つかるフソバクテリウムを調べると、その方のお口のフソバクテリウムと遺伝子パターンが同じ。

つまり「歯周病はがん発症リスクのひとつ」であり、歯周病の予防や治療をすると、癌のリスクをさげることができるのです!

皆さんのお口だけでなく、身体の健康を保つためにも是非、定期的な予防治療にいらしてくださいね!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 坂本