こんにちは 福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーターの土居です。
皆さんは歯医者でよく耳にするフッ素とシーラントについてご存知ですか?
まず、フッ素からご説明します。フッ素とは、歯の質を強くする元素の一つです。
実は、とても身近なもので、緑茶、ビール、味噌、リンゴ、大根、イワシ、牛肉などに微妙に含まれており、飲食物以外にも骨や歯などにも含まれます。
フッ素には歯のエナメル質を強くして、虫歯菌の出す酸に負けない歯を作り、科学的に虫歯になりにくくする働きがあります。
実際、フッ素を作用させた歯とフッ素を使用していない歯とでは、数十倍も違うと言われているそうです。
歯質を強化する効力が高いことから、アメリカなどの国でも、虫歯予防に利用されています。

次に、シーラントについてです。
シーラントとは、奥歯の溝を虫歯になる前にフッ素を放出するお薬で埋めてしまう方法です。特に、溝が深くて複雑な臼歯に効果的で、歯を削らずに治療を行い、物理的に虫歯になりにくくする働きがあります。
ここで、シーラントをすれば、絶対虫歯にならない?という疑問点も浮かんでくると思います。
シーラントをして歯の溝を埋めてしまうえば虫歯にはなりにくくなりますが、正しい歯磨きをしなければ歯と歯の間などが虫歯になってしまいます。
ですから、シーラントをした後も正しい歯磨きをしっかりしましょう。
また、お母さんの手伝いが無ければ子供1人できれいに磨くことはできません。
お子さんが自分で歯磨きした後、必ず仕上げ磨きをしてあげるようにしましょう。
そして、歯医者での定期的なケアを怠らないようにして、虫歯を予防していきましょう。

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 土居
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口腔内フローラとは??
福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 小澤です。
口腔内フローラという言葉を聞いたことはありますか??
似たようなワードで腸内フローラという言葉は聞いたことがあるかもしれません。
腸内フローラは腸内の細菌叢のことをいいますが、口腔内フローラとはお口の中の細菌叢のことをいいます。
お口の中も多種多様な細菌が様々存在しており、大きく分けると善玉菌・悪玉菌・日和見菌が存在しています。
善玉菌が多いとトラブルが少なく、悪玉菌が多いとトラブルが起こりやすくなります。
そして日和見菌が最も比率が多い細菌なのですが、この日和見菌というのが善玉菌にも悪玉菌にもなれるどっちつかずの細菌で、お口の中の環境が良い状態のときには善玉菌の味方をして悪さをしませんが、お口の中の健康状態が悪化すると悪玉菌の味方になり暴れて悪さをしてしまうのです。
そのため、善玉菌が優勢なお口の中の環境を整えてあげることがお口の健康、そこから繋がり全身の健康にとても重要です。
お口の中の環境を整えるということは、お口の中の細菌の塊であるバイオフィルムを除去するということが重要です。
ご自身でのセルフケア(日々の歯磨き・食生活・生活習慣)、ご自身でケアできないところを歯科医院でのプロケア(予防治療・歯周治療)を両立し、ご自身と担当歯科衛生士と二人三脚でお口の中の細菌叢をコントロールすることが重要です。
お口の中のケア、生活習慣の改善がお口の健康から全身の健康に繋がりますよ!
ぜひ定期的な予防治療に足を運んでくださいね!

福山市 医療法人幸美会
なかむら歯科クリニック
歯科衛生士 小澤