歯にひび割れがあったらどうする?/マウスピースのお手入れ方法について

こんにちは。福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 塩飽です。

皆さん歯にひびが入っていると言われたことがありませんか?

年を重ねると、歯も肌と同じで、水分が減り、歯に粘り気が出てくる結果、食事中・就寝中の歯ぎしり食いしばり等により、ある日突然に、歯が欠けたり、ひび割れ(クラック)を起こす可能性があります。

その結果、突然に歯が痛み出したり、歯が冷たい物にしみるようになります。

治療法としては、以下のことが挙げられます。

・マウスピース(ナイトガード)の作成

就寝中の歯ぎしり、または日中の食いしばりが強い方に対して、歯のひび割れ(クラック)や歯牙破折の予防対策にお勧めします。しかし、歯ぎしり・食いしばりの力が強い方は、装置が壊れやすく、また装着時の違和感になれるのに時間がかかるという欠点があります。

・薬の塗布

軽度のひび割れには効果が期待できます。しかし、一度塗布すると劇的に効果を発揮するという薬ではありません。神経保護の観点より、薬の効果としては、弱い薬なので、個人差によりますが何度も塗布する必要があります。また、場合によっては、何度も塗布しても効果が無い場合があります。

・神経処置

薬の効能が効かず、ひび割れが神経まで到達している場合は、神経の処置をすることになります。

・修復処置

歯が欠けた場合、レジン修復(強化プラスチック)、及び補綴修復(金属の被せ)によって処置を行います。

・抜歯処置

不幸にもひび割れ(クラック)、歯牙破折が歯の根まで及んでいる場合は、歯を抜く処置になります。

ひび割れは細かい物から大きいものまであり、自分では気づけない場合もあるので、ぜひ歯科受診をして口腔内のチェックをしてもらってください。早期発見で予防していきましょう!

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 塩飽

マウスピースのお手入れ方法について

こんにちは。福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士の富田です。

皆さんは、マウスピースを今まで使ったことはありますか?

今回は、マウスピースのお手入れ方法についてご紹介していきます。

マウスピースを清潔に保つために、食事や飲み物を飲む時にはマウスピースを外しましょう。装着したまま飲食をすると、マウスピースに食べかすや汚れがたまり、虫歯や歯周病のもとになったり、マウスピースが破損したりします。水を飲むだけならマウスピースを装着していても構いませんが、砂糖の入っているジュースなどは、虫歯リスクが高くなります。食事の後は、歯磨きをしてからマウスピースを装着すると、より清潔です。

【洗浄方法】

マウスガードスプレーを使用する場合

①マウスピースの表面全体が十分に濡れる程度にスプレーします。

②スプレー後は清潔な布などで拭き取ります。

汚れが気になる方は、歯を磨く歯ブラシとは別の歯ブラシを用意していただき、マウスピース専用の洗浄剤もしくは、中性洗剤・水洗いで、汚れを取り除いてください。

お湯での洗浄は控えてください。変形の原因になります。

使用後は必ず洗いましょう。

マウスピースを外したら、専用のケースにしまいましょう。ケースにしまうことで、ホコリがついたり、破損したりといったリスクが防げます。

ケースにしまう前には、水分をきちんと拭き取ることを忘れずに。水分がついたままケースで密閉すると、カビが生える可能性があります。雑菌がついたままのマウスピースを口に入れるのは気持ちが悪いですよね。

マウスピースは口に含むものなので、できるだけ衛生状態に気を配り、清潔なものを装着することが大切です。日々のお手入れを徹底して清潔にしていれば、マウスピースも長く使っていけます。

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【注意点】

・噛んで装着はしないでください。変形の原因になります。

・マウスピースは消耗品ですので、定期的な作成が必要になります。また、くいしばりの力が強い方は破損を招きやすいです。

・保険治療では3,000〜3,500円の費用に対して、6ヶ月間内での再作製は、国では認められていません。

(保険外治療の場合は約10,500円で随時再作製が可能です)

・破損した場合の修正、修理は基本的にはできませんので、ご了承ください。

・マウスピースを装着した状態での、飲食・会話はお控えください。

気になることがあればお気軽にお声掛けください。

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 富田

口呼吸していませんか?/歯磨きチェックとは?

こんにちは 福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 森岡です。

皆さん、季節の変わり目になり風邪は引いていませんか?

お鼻は詰まったり、お鼻の調子悪くなっていませんか?

お子さんはお口がポカーンと開いていたりしていませんか?

そんな時に「口呼吸」になっているかもしれません。

口呼吸をしているとデメリットな点がいくつかあります。

虫歯や歯周病のリスクを高めてしまう可能性もあります。

私たちの唾液には抗菌作用、自浄作用、殺菌作用などがありますが、

口呼吸をすることでお口が乾燥してしまいます。

そのため虫歯菌・歯周病菌も唾液の働きで殺菌や洗い流される作用が減少してしまうので、

お口の中に細菌が増殖してしまいます。

また口呼吸をする事でお口の中が乾燥しやすくなり、細菌が増殖します。

乾燥する事で、着色がつきやすくなる事や口臭を強めてしまうこともあります。

なるべく鼻でゆっくり深呼吸するように意識してみましょう!

お子様の場合、口呼吸がメインになっていれば歯並びに影響することもあります

お子様に健全な顎の成長を妨げてしまう要因になる可能が高いので十分に気をつけてあげましょう!

さらに口呼吸をしていると喉や気管に細菌やウイルスが入ってしまったり、喉が乾燥してしまうことで風邪や感染症にも注意が必要です。

なかなか口呼吸から鼻呼吸に変えることは難しいかもしれませんが、

なるべく本日から意識して鼻で呼吸をしてみましょう!

福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 森岡

歯磨きチェックとは?

こんにちは 福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 受付 卜部です。

みなさんは歯磨きチェックをしたことはありますか?

一見きれいに磨けていても実はかなりのプラークがついているのです。

まず、プラークとは歯垢とも呼ばれ、歯と歯の間や歯ぐきと歯の境目のところの白いヌルヌルとしたものをプラークと言います。

プラークは1ミリグラム中に300種類以上、約1000億個の細菌がいると言われています。

歯の二大疾病患である虫歯や歯周病はこれらの細菌が感染することで発病し進行していきます。

歯周病も虫歯も口臭予防も歯磨きが出発点です。

しかし、しっかり磨いても磨き残しはたくさんあります。

そこで、「染め出し液」を使えばどこが磨けていないのかすぐにわかります。

そうすれば磨き残しのないブラッシングテクニックをマスターできます。

染め出し液の使用方法として

歯全体を染めます。赤く染まっている部分がプラーク付着部であり、場所をよく確認したうえで歯磨き粉をつけずに磨いていきます。

まだ赤く染まっていればプラークが付着しているので再度磨きます。

常に同じ箇所に磨き残しが存在する傾向にあるのでその場所をイメージしながらしっかり磨いていきます。鏡を見ながら磨くとより分かりやすいのでぜひ鏡を見ながら磨いてみてください。

そして、染め出されたプラークが歯のどの部分についているのかを記録するのがプラークコントロールです。

染め出された部分が10%台であるのが望ましいとされています。

まぜプラークの箇所ができるだけ少ないことが望まれるのかというと病気を進行させない、病気にならないようにするためです。

そのためにも歯科衛生士が歯ブラシ方法や道具、回数などアドバイスをさせていただきます。

当院にも歯ブラシや歯間ブラシ、洗口剤など販売しておりますのでお気軽にお尋ねください。

虫歯・歯周病などにならないように一緒に頑張っていきましょう。

福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 受付卜部

フッ素って何?/子どもの歯科受診は必要?

フッ素って何?

こんにちは 福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 清水です。

むし歯予防と言ったらフッ素のイメージを持つ方は少なくないはずです

しかし、実際フッ素についてご存知ですか?

フッ素の効果

①歯の再石灰化の促進

歯が酸によって溶かされる現象を「脱灰(だっかい)」といいます。それを修復する作用を「再石灰化(さいせっかいか)」といいます。

フッ素にはこの再石灰化を促進する働きが期待できます。

②歯を強くする

フッ素が歯の主成分である「ハイドロキシアパタイト」に作用すると、「フルオロアパタイト」という物質を生成します。

この「フルオロアパタイト」によって、酸に溶けにくく虫歯になりにくい歯へと変わっていきます。

フッ素の取り入れ方

①歯科医院でのフッ素塗布

歯科医院でのフッ素塗布は市販に売られているものよりフッ素濃度の高いものを塗布していきます。

②普段の歯磨きでフッ素の入りの歯磨剤を使う

毎回歯科医院でフッ素塗布を行うことは出来ません。

セルフケアで最も効果的にフッ素を取り入れるにはフッ素入りの歯磨剤で歯磨きを行うことです。より効果的にするにはうがいを少量にしてもらったり、ジェルタイプのものだとそのまま塗布していただいても良いです。

フッ素を使い虫歯予防を行いましょう。

福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 清水

子どもの歯科医院受診は必要?

福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 岡本

子どもの頃からの定期的な歯科医院受診はどのような良いことがあるか知っていますか? 

・まずお子さんが歯医者さんに慣れる。

子どもの頃から通うと予防治療で定期的に通うようになるので、歯医者さんが苦手な場所ではなく楽しいところというイメージになりそれが大人になった時も継続して歯科医院の受診に繋がる

・お子さんの歯磨きが上手になる

歯科医院で定期的に診てもらうことで、磨き残しのあるところは歯磨き指導を行い少しずつ上手になっていきます。さらに、お口の中に関心を持つ機会も増え虫歯也歯周病を予防できます。

・仕上げ磨きが楽になる

定期的にお口の中を見てもらうことで、口の中を触られたり、道具が入ったりすることに慣れ自宅でも歯磨きがしやすくなります。

・永久歯の本数、生え変わりが問題ないか見れる

早くから歯科医院を庾信することで、乳歯、永久歯の萌出異常がないか、本数は問題ないか、生え替わりの時期は問題ないかも確認することができます。

・お口の機能も確認ができる

噛む力、話す、唇の筋肉など食事や、会話に必要なお口の機能についても確認することができ

機能が遅れている場合はトレーニングを行い発達を促すこともできます。

このように早期から歯科医院を受診することで、虫歯、歯周病以外にも予防できることがたくさんあり

お口の中を守ることができます。

保護者の方と一緒にお子さんも歯科医院を定期的に受診して楽しく予防を行いましょう。

福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 岡本

自分に合った歯ブラシ使ってますか?/細菌が1番多い場所って?

自分に合った歯ブラシ使っていますか?

こんにちは福山医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 受付 藤崎です 

みなさん歯ブラシってどう選んでいますか?

自分に合った歯ブラシを使っていますか?

今日は歯ブラシ選びについて書かせていただこうと思います

歯ブラシには様々な種類があります

ヘッドの大きさや毛のかたさなど様々です

口の中の状態や磨きかたによって適した歯ブラシは違ってきます

自分に合った歯ブラシを選ぶことが大切

ヘッドの大きさが小さいほうが

歯ブラシを動かしやすくて奥まで磨きやすく

ヘッドが大きめの歯ブラシは短時間で効率よく汚れを落とせます

毛のかたさは力のかけ方が強すぎる場合には

毛のかたいブラシを使用することはおすすめしません

毛がすぐに開いてしまう場合は力を入れすぎている可能性があります

そのため選び方や磨き方を見直してみるといいでしょう

歯は立体的で1本1本違う形状をしています

また歯並びがよくない部分は磨きにくくなっています

歯の形や歯並びに応じて1本1本丁寧に磨くことが大切です

全ての歯面に歯ブラシを効率的に当てて磨くには

歯ブラシのつま先、わき、かかとを使う工夫が必要です

奥歯はつま先で

中央部はわきで

内側はかかとを使って磨くことをおすすめします

福山医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 受付 藤崎

細菌が1番多い場所って?

こんにちは!福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック

トリートメントコーディネーター 坂本です!

突然ですが、皆さんは『体の中で一番細菌が多い場所』がどこだか知っていますか?
おそらく腸内を思い浮かべる方が多いでしょう。

しかし、意外なことに口の中、つまり『口腔内』が一番細菌が多い場所なのです!


私たちのお口の中には数百種類以上の細菌が住んでいて、その数はなんと1000億から1兆個にも達します。

毎日歯を磨いているのに、なぜこんなに多くの細菌がいるのか疑問に思うかもしれませんが、

実はこれらの細菌は口腔内の健康を守るためにも欠かせない存在です。

①口腔内の細菌の種類とその役割
「口腔内に存在する細菌は、大きく分けると『善玉菌』と『悪玉菌』に分けられます。

善玉菌は、口の中の健康を保つ役割を果たしており、細菌同士がバランスよく共存することで、

私たちの口腔環境は保たれています。

しかし、悪玉菌が増えてしまうと、このバランスが崩れ、虫歯や歯周病を引き起こす原因になります。

特に歯垢に含まれるミュータンス菌は、虫歯を引き起こす代表的な悪玉菌の一つです。

一方で、口腔内のラクトバチルス菌などの善玉菌は、悪玉菌の増殖を抑える働きがあり、

お口の中を健康に保ってくれます。

つまり、すべての細菌が悪者というわけではなく、むしろそのバランスが

私たちの口腔環境にとって非常に重要です。

②菌交代現象
菌交代現象とは, 感染症の治療目的で長期に特定の抗菌剤が投与されると、

投与抗菌剤に感受性の細菌のみが死滅し、 耐性菌のみが生き残ると、

常在菌でのバランスが崩れ、菌交代現象が見られるようになり、

さらには生体に病害を及ぼす菌交代症が起こってきます。

③口腔内の細菌が与える影響
「細菌のバランスが崩れると、口腔内だけでなく、全身に影響が及ぶことがあります。

例えば、虫歯や歯周病は単なる口の問題に留まらず、進行すると

全身の健康にも影響を与えることがわかっています。

歯周病と心臓病や糖尿病との関連性が研究によって明らかになっており、

口腔内の悪玉菌が血流を通じて全身に影響を及ぼす可能性があります。

つまり、お口の健康を保つことは、全身の健康守ることにもつながるのです。

④口腔内の細菌をコントロールするための方法
ここからは、口腔内の細菌バランスを整え、健康を保つためにはどのようなケアが必要なのか、

すぐに実践できる方法をいくつかご紹介します!
・正しい歯磨き
1日2回、最低でも2分間は丁寧に歯を磨きましょう。

当院では歯科衛生士が患者さん自身の歯の磨き方の癖をチェックし、正しい磨き方を指導いたします。
・フロスの使用
歯ブラシでは届かない歯と歯の隙間に詰まった食べ物やプラークを除去するために、

フロスをつかいましょう。
・バランスのとれた食事
糖分を多く含む食品は、悪玉菌を増やす原因となります。

野菜や乳製品を多く摂り、食事のバランスに気をつけましょう。
・定期的な歯科検診
歯科医師や歯科衛生士からのチェックを定期的に受けることで、早期の虫歯や歯周病を予防できます。

初診の方も受け付けておりますのでぜひご相談ください。

口腔内の健康は、毎日のちょっとした習慣で大きく変わります。

私たちの体内で最も細菌が多く集まる場所だからこそ、しっかりとケアをして、全身の健康を守りましょう!

歯磨きやフロスを取り入れ、これからの毎日をもっと健康に、快適に過ごしましょう。

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック

トリートメントコーディネーター 坂本

歯周病は完治しない病気って本当??/奥歯1本抜けたけど、このままでいい?!

歯周病は完治しない病気って本当??

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 小澤です。

歯周病は完治しない病気と言われると、完治しないって本当??

完治しないなら歯周病になるとまずいんじゃぁ… と歯周病になりたくないな…と思いますよね…

歯周病は歯周病の原因細菌によって歯の周りの組織(歯周組織=歯を支える骨や歯ぐき)が破壊される病気です。

体の組織が破壊される病気なので、一度歯周病になると完治することはありません。

(破壊された骨や歯ぐきは再生しないのです!)

ただし、歯周病になってしまっても基本的な歯周治療後、定期的に歯周病の原因菌を洗浄・除去したり、歯周病菌やその他口腔内細菌の塊であるバイオフィルムを除去することで歯周病の進行を抑制したり寛解状態を目指すことは可能です。

*寛解とは…*

寛解とは、症状が落ち着いて安定した状態を示します。

症状が一時的に軽くなったり,消えたりした状態です。

場合によっては再発する可能性を含んだ状態のことを言います。

基本的な歯周治療後に歯ぐきからの出血が消失・落ち着いていたり、歯周ポケット数値が正常な範囲内に戻っていたとしても、実は病気が完全に治った状態だとは言えません。

一時的に症状が軽くなったり消えたりしているのであって,治ったわけではないのです。

歯周病菌の細菌叢はおよそ20歳ごろに定着すると言われており、症状が消失していても原因となる細菌をゼロにすることは不可能なため、口腔内の衛生状態が悪化したり体の抵抗力が低下する際に常に再発するリスクを抱えた状態なんです。

お口の中の細菌は歯周治療で洗浄後、6時間後には洗浄前よりも128%増殖するという研究結果も出ているので驚きますよね!

元の状態よりも細菌数が増える計算なので、そう考えると朝・昼・夜の3回は歯磨きをしましょうと言われるのもうなずけますね!

まずは歯周病になる前に、定期的な予防治療を継続して受けることが重要なのと、歯周病と診断されたことがある方は病状が悪化、進行しないように定期的かつ継続的な歯周治療、細菌を洗浄・除去しコントロールしていくことが重要ですよ!

歯周病は歯と歯の間や歯ぐきとの境目から細菌感染が始まっていくので、歯間ブラシやフロスなどの歯と歯の間を清掃する補助用具を使用し、歯ぐきとの境目を磨いて歯ブラシで細菌を除去していくことが大切です。

ついつい「めんどくさいな…」と歯間ブラシやフロスの使用や歯磨きを怠っていると歯周病になったり、歯周病が進行してしまいます…

自分の身体のことでもあるので、セルフケアでも細かいところの清掃・ケアまでしっかり行っていきましょう!

セルフケアで難しいところは歯科医院に来ていただき、歯科衛生士によるプロフェッショナルケアでカバー、お手伝いをしていきますね!

福山市 医療法人幸美会

なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 小澤

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奥歯1本抜けたけど、このままでいい?!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター笠原です。

患者様で、このような方が良くいらっしゃいます。

「以前この歯、抜けてしまったんだけど、忙しかったから歯医者さんに行けず、           

 そのままにしてたんです。

食べるのにも困っていないし、見た目も奥だから人から見えないし、このままでいいかなと思って…」

たしかに、お困りでないのであれば治療の必要性はない、と思われるかもしれませんね。

でも、これが、歯じゃなかったら?例えば指が1本欠けていたら?

歯も体の1部分。ほかの部分と同じように考えたら、あったものがない、って不自然ですよね?

普段意識することがないかもしれないけれど、奥歯1本を失うことで、お口の噛む力は最大35%減る、と言われています。

お口の中でイメージが難しければ、腕で考えてみましょう。ものを持ち上げる腕の力が4分の3以下になってしまうっておもうと、かなりのダメージ…お口の中のダメージ、何となく想像できましたか?

そうなると、自然にお食事はやわらかいものを選びがちになってしまい、汚れが歯につきやすくなることが考えられます。

また、噛めるところ、噛みやすいところで噛む癖がついてしまうので、その歯に過剰に負担がかかってくることも考えられます。

そうなると、長い目で見たとき、どうなってくるか…考えるのは難しくありませんよね。

また、失った歯の部分を放っておくことで、かみ合わせや歯並びが変化することも可能性としては否定できません。

隣の歯が傾く、抜けた歯と嚙み合っていた歯が伸びてきたりしている患者様も実はたくさんいらっしゃいます。

歯のないところの治療法には、①入れ歯②ブリッジ③インプラントなどがありますが、かみ合わせや歯並びの状態によっては、虫歯などになっていなくても、歯を削る量が多くなったりすることがあります。

そのような状況を避けるためには、歯を失ったら、なるべく早いうちに、その部分を補ってあげる治療を行うことが大切ですよ。

福山市 医療法人幸美会

なかむら歯科クリニック

トリートメントコーディネーター 笠原

予防治療について/インプラント治療について

こんにちは。福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 土居です。

みなさんは予防治療についてどのくらい知っていますか?

当院では、3カ月に1回の予防治療(メインテナンス)を行っています。予防治療は症状の再発防止のための処置と考えています。

これまでの歯のサイクルは虫歯になると歯を削り削った部分に材料を埋めそのまま経過を追いますがまた虫歯になってしまった場合はまたはを削り最悪の場合はを失うことになってしまうこともあります。

なのでこれからの歯のサイクルとしては治療終了後定期的に予防治療を行い健康な歯を維持していこうと考えています。

予防治療の重要性についてですが、虫歯、歯周病が進行してしまうと治療にかかる患者様の体力面や経済面で大きな負担がかかってしまいます。

しかも一度削った歯は、二度と元に戻りません。健康な歯と航空内環境をできるだけ長く保つために「痛くなってから」ではなく「痛くなる前に」ご来院ください。

予防治療が3ヶ月である根拠は、歯科医院で歯の治療やクリーニングを行ってからプラーク、歯石が蓄積し、虫歯や歯周病のリスクが高まるサイクルが約3ヶ月だからです。このスパンで予防治療を受けるだけで、虫歯や歯周病の発症率、再発率が大幅に減少します。

予防治療の内容ですが簡単に言うとお口の中の大掃除です。

衛生士による虫歯がないかのチェック、歯石除去、必要な方には歯磨き指導も行います。

また、1年に1回レントゲンとお口の中のお写真も撮影します。

最後になりますが、日頃毎日されている歯磨きも大切ですが定期的に予防治療を行うことによって虫歯や歯周病の再発、発症の可能性を大幅に低下させることができますので、一緒に頑張っていきましょう。

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 土居

インプラント治療について

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック

トリートメントコーディネーター 石原

インプラント治療を行うとき、いくつかの流れを追って

治療が開始となります。

誰でもできるわけではなく、身体の状態、口の中の状態によっては

しっかりと前準備を行ってから始める方が安全な場合があります。

~インプラントの流れ~

1.口の中の検査

⇒虫歯や歯周病の有無を検査して調べます。レントゲンや口の中の写真を撮影し

 嚙み合わせも確認していきます。

2.CT撮影・診断

⇒1の検査をクリアしたら、今度は3次元的なレントゲンで

 骨の量や厚みを調べます。

3.インプラント手術

⇒1と2をクリアしたら、準備をし、インプラント手術となります。

 部分麻酔で行い、手術の難易度にもよりますが、1時間から数時間の

 手術となります。

4.経過観察

⇒インプラントが骨とくっつくのに、約6か月ほど待ちます。

 (時期には個人差があります。)

 これから何十年も使っていく大切なものなので

 しっかりと骨とくっつのを待つ大切な期間となります。

 この期間中に、インプラントのお手入れの方法など

 お伝えします。

5.土台・かぶせの作成

⇒インプラントが骨とくっついた事を確認できたら、土台・被せの型取りを

 行います。

 今まで噛めていなかった部分の頬や舌、筋肉がゆるんでいる状態のため

 噛めるようになったら、徐々に周りの筋肉を機のさせ、元の状態へと

 戻していきます。

6.メンテナンス

⇒1~3ヶ月毎の予防治療に入ります。インプラントは永久的なものではなく

 虫歯以外の事は、天然の歯と同じようにおこるため

 セルフケアとプロケアの両輪で、予防治療を行い、長く使えるようにします。

以上がインプラント治療の基本的な流れとなります。

「インプラントを検討している」と言う方は

まずはご相談と検査からになります。

スタッフへお尋ねください。

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック

トリートメントコーディネーター 石原

誤嚥性肺炎ってなに?/生活歯の治療後の冷水痛

福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 藤井瑞季

誤嚥性肺炎という言葉を一度は聞いたことがあると思いますが、それって何なのかピンときにくいですよね。

誤嚥性肺炎とは、本来気管に入ってはいけないものが気管に入り、肺炎を起こしてしまうことです。

老化や脳血管障害の後遺症、パーキンソン病などの神経疾患、寝たきり状態などによって、飲み込む機能や咳をする力がよわくなると、口腔内の細菌、食べかす、逆流した胃液などが間違って気管に入りやすくなります。その結果、発症するのが誤嚥性肺炎です。

初期症状は、発熱、せき、濃い色の痰などがあげられます。ただ、高齢者の方だとこれらの症状が現れにくく、普段より元気がない、ぼんやりしている、食欲がないといった症状だけが現れることもあります。誤嚥から肺炎発症までの潜伏期間は6~44時間となっており、人によってばらつきがあります。

そこで対策とすれば、お口の中の筋力と清潔に保つための歯科医院での定期的なメンテナンス、洗浄が大切になってきます。

ベロが衰えると気管にものが入りやすくむせやすいので、まずは舌トレーニングから始めていきましょう。やり方は、『あ』『い』『う』『べー』と大げさにお口を動かしてみましょう。最後の『べー』は思い切り下にのばしましょう。一日に開いている時に積極的にしてみましょう。

福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 藤井瑞季

福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 中川です。

神経がある歯の治療を行った後の説明注意事項について

突然ですが、みなさん、今まで歯医者さんに行って、冷たい物にしみていなかった歯を「ここに虫歯がありますね、ですから歯を削って治療しますね。」と説明を受けた後に、治療を受け、自宅に帰宅後、飲食をすると急に冷たい物にしみて、歯が痛いという経験はありませんか?

これには理由があります。

そもそも虫歯の治療を行う際には、虫歯の部分を全て取り除いて行うことが大前提になります。

虫歯を残して処置する事は、錆びついた看板に錆びを取り除かずにペンキを塗ると同じで、ペンキの塗り状態が優れない事と同様に、虫歯を全て取り除かないと修復処置は出来ないのです。

その為に、虫歯の治療時には虫歯を全部取り除いていきます。深い虫歯がある場合には、虫歯除去中に神経に対して、どうしても刺激が伝わる事となります。これにより、処置前の疼痛の有無に関わらず、神経が生きている歯は、虫歯処置後に冷たい物にしみたり、痛みが出る場合があります。

個人差はありますが、通常はしばらくしたら、冷たい物にしみる事や痛みは軽減していきます。

しかし、軽減することなく、痛みが増してくる場合はやむを得ず、神経処置を行う場合があります。

虫歯が深い場合、神経処置をやむを得ずに最初から行う場合もありますが、出来る事なら神経処置は極力行わない方が、歯の寿命を考えるといいと言われています。樹木でも根を刈ると水分が失われ、急に寿命が減る事になります。歯も同様で神経処置を行うと、歯の寿命が短くなるという結果を招きます。

この観点から当院では処置後の疼痛の可能性を患者様に説明し同意を得た後に、神経がある歯の虫歯処置には、極力神経保存療法を試みています。

福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 中川

PMTCって何?

福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 藤本愛海

PMTCという言葉を聞いたことはあります?

耳にしたことのない方がほとんどだと思います。

PMTCとは、

P:professional(プロフェッショナル)→専門家(歯科衛生士)により

M:mechanical(メカニカル)→専門の器械を使用して

T:tooth(トゥース)→歯を

C:cleaning(クリーニング)→磨き上げる

という意味です。

以前は歯磨きで取れる「歯垢」と、歯垢が固まって器械を使わないと取れない「歯石」の二つがあるとされていました。しかし、最近では、その中間の「成熱したプラーク(歯垢)=バイオフィルム」が存在し、それは歯ブラシでは取ることができないことが分かりました。

この「バイオフィルム」を除去するために、歯科医師や歯科衛生士などの専門家により、さまざまな器具とフッ素入りペーストを用いて、歯の汚れ、つまりバイオフィルム(細菌の塊)を除去する方法を『PMTC』といいます。

30年ほど前に予防歯科先進国のスウェーデンで始まり、現在多くのリサーチに裏付けられて、着実な臨床実績を上げています。

PMTCを行うことで、歯の表面がつるつるして気持ちいいばかりでなく、バイオフィルムを除去することにより、虫歯や歯周病を予防する効果があります。また歯ぐきの腫れ、痛みを抑え、歯の寿命を延ばすことが期待できます。

また、専用に開発された特殊なブラシやゴムのカップなどを使うので、痛みはありません。PMTCの特徴は、爽快感と快適さにあり、施術中に寝てしまわれる方もいらっしゃるほどです。

年齢によって、早すぎたり、遅すぎたりすることはありません。

プロのクリーニングは、いつ始めても一定の予防効果が期待できます。

間隔を決めて定期的に行うことでより清潔なお口の中を目指しましょう!

福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 藤本愛海

フロスを通そう

医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 金谷省吾です。

皆さん、虫歯になりやすい場所ってご存知ですか?

歯の溝(小窩裂溝っていいます)や歯と歯茎の際、そして歯と歯の間(歯間部)です。

どうして虫歯になりやすいのでしょうか?

そう、食べかすや汚れが残りやすい、取り除きにくいからです。

ではどうしたらいいのでしょうか?

みなさん、歯磨きはしっかりされてると思います。

ただ、歯ブラシで清掃できるところは、主に「面」なんですよね。

なので歯と歯茎の際にはしっかりと歯ブラシの毛先を当てて磨いてみましょう。

歯の溝については、「シーラント」で埋めてしまう手もあります。

では、歯と歯の間はどうしたらいいのでしょうか?歯ブラシでは磨くのが難しいですよね。

歯と歯の間には、「フロス」をつかってみましょう。

糸状のものもあれば、取っ手のついたものもあります。

なれれば、糸状のものが使いやすいとは思うのですが、慣れるまでは取っ手のついたものを使ってみましょう。

注意することは、糸状、取っ手付きに関わらず、「通すだけでなく前後の歯に押し付けて磨く」ことです。

歯と歯の間に通しただけでは、歯と歯の接点しか汚れが取れません。

前後どちらかの歯に押し付けることによって、歯と歯の間の面を磨くことができます。

一つの歯の間に前後2面ありますから、2回磨くことにはなりますが、しっかりと活用してみてくださいね。

歯ブラシ以外の道具もしっかり使って虫歯にならないように頑張りましょう!

医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 金谷省吾

定期健診で健康を守りましょう/噛みにくいお口は我慢していいの?

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 野原美智代

皆さんは歯医者さんへ定期検診に通ってますか?

中にはもう何年も歯医者自体行ってないって方もザラだと思います。

私もその中の1人でした。

ですが、歯科で働く様になり、歯科衛生士になり、様々な方のお口の中を見て思うのは定期検診に通うことの大事さなのです。

何年かぶりに通うとなると気づいた時には痛みが凄くあり歯の神経を抜かないといけなかったり、歯そのものを抜かなければいけなかったり、そもそもお口の中の環境を整えないと治療に移れないなどと大事になってしまう方をよく拝見することがあります。

確かに仕事しながら歯医者さんに通うのは労力がかかる事ですが、それでも行く価値はあると思います。

自分のお口の中の健康を守ることは、後々の自分の生活を守る事に繋がるからです。

どういう事かと言うと、今は痛みも不自由も無いので特に問題はないと思っていてももしかしたか虫歯や歯周病が進行していて、今の段階では簡単な治療や、歯ブラシの当て方を変えるだけで良かったものが、気付かずどんどん進行し被せ物がいるくらい虫歯が大きくなっていたり、歯を抜かなければいけなかったり。

そうなると入れ歯や、インプラント。いずれにせよ治療薬が大変になってきてしまい金銭的にも負担はかかります。

そうなる前に定期的に歯医者へ通って今のお口の中の状態を健康に保ち、歯ブラシの当て方指導や定期的な洗浄などで健康を保つことが将来の自分の健康と自分の歯で噛める健康的な食生活を守る事になります。

健康は本当に大切な財産です。一度失ってから気づく方も多いですが、ぜひ今から対策をして自分の健康を守っていきましょう。

お口の中の健康を守ることは、健康を守ること、そして未来の幸せを守ることと同じだと思います。

その為、継続的な定期検診を強くお勧めします。

まずは自分のお口の中の状態を把握するためにもぜひ、歯医者さんへ行ってみてくださいね。

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 野原美智代

噛みにくいお口は我慢していいの?

こんにちは 福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター小川です。

皆さんは歯を失ったところや噛みにくい口をそのままにしていませんか?

食事ができないわけではないから、痛みがないからといってそのままにしていて本当に大丈夫なのでしょうか。

噛みにくかったり、痛みがあるということは歯ぐきに負担がかかってお口の中で何か良くないことが起き始めている危険信号なのです。

なんでそのままにせず治した方が良いのでしょうか?

噛めないことや痛みを放置すると、年月が経つにつれて歯並びや体に影響が出てくることがあるのです。

歯が抜けたお口で噛もうとすると、噛みにくいお口で無理に嚙むことになり、残っている歯への負担となります。

我慢して噛んでいるうちに残っている歯まで割れたり、折れてしまうこともあるのです。

噛む力は最大で自分の体重と同じくらいになるともいわれます。

それだけの大きな力が残っている歯に何度もかかると、歯が割れたり欠けてしまうリスクが高まり、場合によっては抜歯する必要がでてしまうこともあるのです。

また、神経の無い歯はとくにもろく、そのリスクがより高いため注意が必要です。

他にも歯周病によって歯を支える歯ぐきや骨が弱くなっている場合、噛む力が無理にかかりがちになると、歯周病がさらに進行しやすくなってしまうこともあります。

残りの歯を健康なままで失わないようにするためには、抜けた歯や噛みにくいところを我慢せず、早めに治療を受けるようにしましょう。

そしてこれからも食事を楽しめるように健康なお口を保っていきましょう。

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター小川

入れ歯の洗浄ってどうするの?/冷水痛とは?

こんにちは。 福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 村上です。

皆さんは入れ歯のお手入れ方法についてご存知ですか?

まず、洗浄方法についてご説明いたします。

洗浄方法として、入れ歯専用の洗剤をつけて洗うようにお願いします。当院でも薬局でも販売しているのでご希望あればお気軽に教えてください。

そして、食後は必ず洗うようにお願いします。汚れが溜まっているのでしっかり洗うようにしてください。

次に、保管方法についてです。

保管方法としては、水を張ったケースに洗剤を数滴入れて朝まで置いておくようにしてください。

寝る時につけたままだと飲み込んでしまう可能性があるので、必ず外して寝るようにお願いします。

最後に注意点についてです。

①入れ歯を歯磨き粉で洗わないようにしてください。歯磨き粉には研磨剤が入っているため傷がついてしまう原因になってしまいます。そのため、入れ歯専用の洗剤で洗うようにお願いします。

②入れ歯装着していく中でゆるかったりきつかったりが出てくるかと思います。ですが、ペンチで曲げてご自身で調節することは控えてください。先生の方でしっかり調節するのでご連絡ください。

入れ歯を装着する中でお口の中等違和感も出てくるかと思います。しかし、歯がない部分に隣の歯が倒れてきたりする可能性もあるので、注意点を守って装着するようにしましょう。

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 村上

冷水痛とは?

こんにちは。福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 富田です。

みなさんは、冷水痛についてご存知ですか?

冷水痛とは、冷たい物がしみていなかった歯を、歯医者さんで虫歯治療をして、飲食をすると急に冷たいものがしみてしまうことです。

これには、理由があります。

そもそも虫歯の治療を行う際には、虫歯の部分を全部取り除いて行う事が大前提になります。

虫歯を残して処置をすることは、錆びついた看板に錆を取り除かずに、ペンキを塗ることと同じで、ペンキの塗り状態が優れない事と同様に、虫歯を全部取り除かないと修復処置はできないのです。

そのために、虫歯の治療時には虫歯を全部取り除きます。深い虫歯がある場合には、虫歯除去中に神経に対して、どうしても刺激が伝わることになります。これにより、処置前の疼痛の有無に関わらず、神経が生きている歯は、虫歯処置後に冷たいものにしみたり、痛みが出る場合があります。

個人差はありますが、通常はしばらくしたら、冷たいものにしみることや痛みは軽減していきます。

しかし、軽減することなく、痛みが増してくる場合はやむを得ず、神経処置を行う場合があります。

虫歯が深い場合、神経処置をやむを得ずに最初から行う場合もありますが、できるなら神経処置は極力行わない方が、歯の寿命を考えると良いといわれています。樹木でも根を刈ると水分が失われ、急に寿命が減ることになります。歯も同様で神経処置を行うと、歯の寿命が短くなるという結果を招きます。

この観点から、当院では処置後の疼痛の可能性を患者様に説明し同意を得た後に、神経がある歯の虫歯処置には、極力神経保存療法を試みています。

わからないことがあれば、お気軽にお声掛けください!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 富田