お子さんの虫歯について
福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 細谷です。
みなさん、「ランパントカリエス」という言葉を聞いたことはありますか?
「ランパントカリエス」は「う蝕多発症」とも言われています。
お口の中で多数歯にわたり虫歯が広範囲に起きている状態です。
本来虫歯になりやすい「奥歯の溝・歯と歯の間・歯と歯ぐきの境目」や、虫歯に比較的になりにくいと言われている「下の前歯」も含む多数歯に及ぶ虫歯が出来ている状態を表します。
お口の中にある歯がほとんど虫歯になっているなんて恐ろしいですよね・・・
進行すると虫歯によって歯の形が徐々に崩壊していきます。
そこで噛み合わせの異常を起こすこともあります。
また乳歯の虫歯がかなり進行した場合には、これからの萌出を待っている永久歯まで影響してしまう事もあるので要注意です!!
なぜお子さまは虫歯になりやすいのでしょうか?
1つ目は「歯磨き不足」です。
朝・昼・夜1日3回食後には必ず歯磨きをしましょう!!
お子様の場合は仕上げ磨きも行ってあげましょう!!
仕上げ磨きは親子のコミュニケーションの1つです!!
小学生中学年・高学年になるまでは行いましょう。
また永久歯に生え変わっていないか、虫歯が怪しいところはないか、つめものが取れていないか、一緒に確認も行ってあげて下さい。
2つ目は、「おやつのとり方」です。
おやつ(間食)、糖分の摂取には十分注意しましょう。
ますは、おやつの時間を決めましょう。
だらだら食べや1日に何度もおやつの時間を作ると、そのおやつの回数、お口の中は「酸性」になり、「歯が溶けやすい状態」になるのです。
また、ジュースやアメ・チョコなどの糖分摂取にも気を付けましょう。
なるべくお子さん用のおやつやお砂糖の少ないおやつを選択しましょう。
自分の可愛いお子さんたちが虫歯になってしまわないように家族で協力してお口の中をコントロールしてあげましょう!!
福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 細谷
二次虫歯とは?
みなさんは二次虫歯という言葉を聞いたことはありますか?
言葉から、「2回目に虫歯になるということ?」
となんとなく想像はつくと思います。
二次虫歯はその名のとおり、一度治療した歯が
再度虫歯になってしまうということです。
治療を終えた歯は、レジンのようなプラスチックのつめものをしていたり、
銀歯がはいっていたりしますよね。
二次虫歯になれば、「また同じように治療をすればいい」
と考えているかたが多くいらっしゃると思いますが、
その考えでは大切な自分の歯を失ってしまいます!
二次虫歯になる歯はつめもの・かぶせもので覆われていると
目視でいないため、早期発見をすることができません。
これにより、痛みがでるまで進行してしまい
「歯の神経を取る必要がある」
「この歯は残せそうにないので、抜かないといけない」
といった診断を受けてしまいます。
ではどうやったら二次虫歯にならないのか?
という疑問が生まれますよね・・・
二次虫歯を防ぐ方法をいくつかご紹介します☆
①歯医者での定期検診を受ける
歯医者へ定期検診でかよっていれば、
・1年に1回お口全体のレントゲン写真を撮影
・気になるところがあれば、定期検診の際に診察が可能
・つめものやかぶせの劣化に早く気付ける
など早期発見ができる場合もあります。
②二次虫歯になりにくい材質のつめもの・かぶせものを選ぶ
保険内のつめもの・かぶせものは汚れが付着しやすく、
銀歯は固い素材のため、カチカチ噛むと渕がめくれてくるのです。
その捲れた渕から細菌がはいってしまい、二次虫歯がおこります。
これを改善するには、汚れの付着しにくい
ジルコニアやe-maxがおすすめです。
また。銀より柔らかい素材のGoldという種類もあり、
噛めば噛むほど歯にフィットしていきます☆
噛めばフィットしてくれるので、かみ合わせにも優しいです。
③セルフケアをしっかりする
セルフケアとはお家でする歯磨きのことです。
なにも治療していない歯より、一層きれいにしよう
という気持ちで磨く必要があります。
食生活でも糖分を取りすぎない。間食をしない
など心掛けるようにしましょう。
福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック
トリートメントコーディネーター 岩田 歩乃歌