【2040年人口 全都道府県で減 3割超が65歳以上に 厚労省推計】とニュースが流れましたが、みなさんはご存知でしょうか?
これは衝撃的な数字であると、言わざるおえませんが、これが現実です。
日本には数々の統計調査がありますが、人口推移ほど、正確な調査はないと言われるほど、過去の調査をみても、ほぼ間違いなく数字の予想が的中しています。
それは人の平均寿命と現在の人口数・出生数から導きだされるから、当然と言えば、当然ですが・・・。
そこで、さらに一歩踏み出して考えてみたい、と思います。
先日、ある講演を聴きに行った際に、このことについて触れられていましたので、紹介をしたいと思います。
皆さんのお住まいは、どんな数字になっていますか?皆さんのご実家は、どんな、状況になっていますか?
2040年は、27年後です。 これがリアルです。
みなさんの、お子さんは、何歳になっていますか?
… まずは、「へぇ~そうなんだぁ~」からでもいいので、考えてみましょうよ!
自分達の子どもが、本当に、僕らの同じ生活ができるのか・・・
27年後、どんな、生活を強いられるのか・・・・
考える事なら誰にでもできます。
問題は、「準備」です。
この「わかりきった現実」に対して、どう、準備をしておくのか・・・
今、65歳以上になった夫婦が、「ゆとりある生活」を寿命がくるまで送るためには、3000万円必要だと言われています。
今の、10代、20代の方たちは、いったい、どんな、30代、40代を過ごすことになるのでしょうね。
「最近、専業主婦をずいぶん、たたくわね・・・(笑)」と言われます。
まぁ、好きで、たたいているのではありません。(笑)
だって、現実的でないんだもん~
どうやったら、専業主婦が、存在できるのか、教えてよ~!!!って感じです。
40%以上が、65歳以上ですよ!!!!
だれが、この社会を支えるんですか???
誰が、この高齢者たちの介護をするのですか?
誰が、子どもたちの面倒をみるのですか?
もし、僕らが、「今の日本の生活水準を変えたくない!」と思うのであれば、
残念ながら、多くの方々が、「専業主婦を廃業」しなければ、成り立たないでしょうね。
一度、自分のペースで生活してしまった人が、再び、何かのシステムの中で働くことの難しさ。
経験した人にしかわからないストレスです。
「あれをしたくない」・・・と思った時、「帰る場所がある・・」「戻れる場所がある・・・」
と無意識な、退職願望が潜在意識にあると・・・
「人は、働き続けることができません」
僕は、専業主婦が、嫌いなのではありません。
でも、これからの世の中に、「一般的でない」「現実的でない」と思っているだけです。
僕らは、もっともっと、もっと・・・・
「現実的な、40年後」を語り合わなければなりません。
あと、27年後です。
そのためには、今から、「生活習慣」そのものを、どうにかしなければならないのでしょう。
経営者は、経営者として。
労働者は、労働者として。
男性は、男性として。
女性は、女性として。
高齢者は、高齢者として。
若者は、若者として。
リアルな、27年後を・・・・
今、みなさんが、考えている、「夢」は、今の時代にできることを、考えた上での、「夢」です。
27年後、どんな、家庭環境になっているのかを、踏まえた上での、「夢」でしょうか?
自分が、将来、こんな職業になるぞ!!!と考える人がいます。
考える若者がいます!!!
もし、その若者が、「僕は、将来、海外を駆け回る職業に就くんだ!!!」と言っていた場合・・・
27年後、丁度、働き盛りで、バリバリで、さぁ、これから、海外に!!!と思っていたら・・・
祖父、祖母、父、母の、介護が・・・・
なんて、ことが、起きるってことなのです。
なになに・・・誰かに預ける??どっかの施設に親が自分で入るっていってる??
ほぉ・・・・そうですか、そうですか・・・
じゃぁ、そこは、どこで、誰が面倒見るのですか?
そして、それは、いったい、いくらかかるのですか?
この若者の夢は、はかなく散るかもしれません。
結婚すれば、親は、4人になるのです。
祖父、祖母は、8人になるのです。
それが、現実なのです。
どうか、今日、みなさん、ほんの少しでいいので、考えてみてください。
まずは、考えることから・・・
医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック
理事長 中村 幸生