こんにちは☆
医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック
非常勤歯科医師・口腔外科認定医の山本 一博です。
みなさんは、なかなか解決しないで、
抱えている問題ってありますか?
ある?
ない?
あると思った方は、もしかしたら、
囚われてはいけない考え方をしているのかも。
囚われてはいけない考え方、
それは、
≪固定観念≫
です。
「≪固着観念≫ともいい、
心の中にコリ固まっていて、
他人の意見や周りの状況によって変化せず、
行動を規定するような観念」
引用:大辞林第三版
囚われていませんか?
- とらわれてなんかいないよ
わかりました。
では、
あなたの固定観念がどれだけ柔らかいのか、
ちょっとしたテストをしてみましょう。
正解率4.7%のこの問題、あなたは解けますか?
【問題】
あなたはお医者さんです。
目の前に、悪性の腫瘍を持った患者さんがいます。
腫瘍を破壊しない限り、患者さんに待っているのは死のみ。
腫瘍の進行は進み、もはや手術は不可能。
唯一腫瘍を破壊する方法が、放射線の一種を使うということ。
ただし、、、
放射線を腫瘍部分に照射すれば、腫瘍を破壊することはできますが、
破壊できる強さで照射すると、腫瘍に達する途中で
健康な細胞も破壊してしまいます。
逆に、
健康な細胞に害を与えない強さの放射線では、
腫瘍に対してなんの効果も上げられません。
では、
放射線で腫瘍を破壊し、同時に健康な細胞の破壊を避けるためには、
どのような手順でおこなえばいいでしょうか?
【答え】
まず<腫瘍を破壊できる強さ>が、<健康な細胞に害のない強さ>の何倍かを調べる。
その後、その倍数分だけ、放射線照射用電子銃を用意する。
例えば10倍ならば、10台の放射線照射用電子銃を患者の周囲に配置。
各電子銃には、<健康な細胞に害のない強さ>の照射でセット。
10台すべての焦点を悪性の腫瘍に合わせ、
細胞の破壊に必要十分な照射量を腫瘍に集まるようにする。
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どうですか?解けましたか?
-そもそも私は医者じゃないんだから、分かるわけないよ。
っとお考えの方。
腫瘍の治療 イコール 医者のすること イコール 自分には分かりっこない
という、固定観念がございませんか?
実は、この問題、
ドイツの心理学者カール・ドゥンカー博士が作りました。
この方、医業が本職ではありません。
この問題の本質は、
≪創造的なひらめき≫に関する研究を行うため。
正解した方は、
≪固定観念≫にとらわれない柔らかい思考の持ち主。
≪創造的なひらめき≫をお持ちの方…かも(^^)
博士の研究では正解したのは、42人のうちたった2人だけ。
正解率4.7%。
カール博士は、解けなかった理由をこう言いました。
「電子銃は1つしかないという観念を自分のなかに作り出し、
そこに固着してしまったから」
日常生活において、なかなか解決できない問題の裏には、
往々にしてこのような“固定観念”が原因のことが多々あります。
アタマを柔らかくしないと、「第3の案」(詳細はコチラをクリック)は
なかなか出てこないですね。
問題を解決しようと思ったら、それをまず振り払う必要があるのです。
では、次の問題はどうでしょうか?よくある話だと思います。
あなたは≪固定観念≫を振り払って、解答することができるでしょうか?
【問題】
とある大きなビルの管理者に、ビルの利用者からクレームが殺到しました。
「このビルのエレベーターの待ち時間が長い!」
エレベーターの増設やシステムの変更には、莫大なコストがかかります。
ところが、このビルの管理者は、たった10,000円でクレームを沈下させました。
さて、どうやってクレームをなくしたのでしょうか?
その答えは、また、次回に持ち越しです。
福山市 なかむら歯科クリニック
口腔外科認定医 山本 一博 拝