おはようございます☆
医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック
非常勤歯科医師・口腔外科認定医の山本一博です。
前回のブログ(詳細はコチラをクリック)では、なぞなぞのような問題で、
締めくくらさせて頂きました。
それでは、続きをどうぞ。
【答え】
エレベータホールに大きな鏡を設置した
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どうでしょうか? 解けましたか?
この問題では、待ち時間をいかに短くするかというクレームを、
「エレベータ本体を改善する」
という≪固定観念≫から、
「鏡があれば、なんとなく身だしなみを気にしたり、
後ろにいる人を見たりしているうちに時間が過ぎる」
という待ち時間の過ごし方を変える考え方をしました。
そして、ホールに10,000円の大きな鏡を置くことで、
見事に解決したのです。
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『固定観念に縛られてしまうと、未知のものに驚くとか、
好奇心が膨らむとかがないので勉強になりません』
by 羽生善治(プロ将棋棋士)
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≪固定観念≫にとらわれずに発想すると、
ときとして大ヒットする商品も生まれます。
例えば、
「ポスト・イット」と呼ばれる付箋がそうです。
この「のり付き付箋」は、もともと、
開発しようとしていた強力な接着剤の失敗作。
接着力が弱すぎたのです。
でもですね、、、
「ポスト・イット」の開発者は、この接着力の弱い失敗作を、
<簡単に剥がせるモノ>
と捉え直し、まったく新しい使い方を見つけることで
商品化させました。
他にも≪固定観念≫にとらわれずに発想し、
商品自体は何も変えずに、市場を広げた商品もあります。
例えば、通販番組でおなじみのジャパネットたかたの高田明社長。
“仕事用”でしか使われていなかったボイスレコーダーを、
「ちょっと買い物に行ってきます」
「夜食は冷蔵庫の中よ。温めて食べてね」
など、
<お母さんがお子さんにメッセージを伝える>ツール
として番組で紹介し、大きく売り上げを伸ばしました。
“仕事用”の用途ではそれ以上伸びなかった市場を、
新しく広げたのです。
楽天の三木谷浩史社長はこう言います。
「歴史を振り返ってみれば過去にいくらでもヒントはあるのに、
先入観や固定観念に左右されて、なかなかそこからは学べないのが
人間というもののようだ。けれど、その盲点がビジネスをする人間にとっては、
チャンスでもあるわけだ。誰も気がついていないからこそ、
アイデアの源泉になり得るんだ」
≪固定観念≫を振り払い、柔軟な発想で考える、モノを見直すことは、
決して簡単なことではありません。
でも、それが出来た時には、その先に大きな可能性が広がっている…かもです。