みなさん、こんにちは。
医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック
非常勤歯科医師・口腔外科認定医の山本 一博です。
それでは、早速、前回の続きと参りましょう。
家族全員で宿泊できるコテージやレストラン、
劇場、プレイエリア、プールまで完備したビレッジ。
それが、『ギブ・キッズ・ザ・ワールド』。
ヘンリーさんの願いはただ1つ。
「私が子どものときに無くしたモノを、苦しむ子ども達も無くしてしまっている。
私が長く心の中で失っていたモノを、子ども達には取り戻してあげたい」
なので、やってあげたいことはただ1つ。
「多くの痛みと苦しみを感じている子ども達の顔に、笑顔を与える事。
それが私のしたい事のすべてです。
子ども達とその家族に、“幸せな思い出”という最高の贈り物をしたい」
なので、この施設の目的はただ1つ。
それは、、、
≪ 難病の子ども達とその家族に、『ウィッシュ・バケーション(1週間の思い出旅行)』 を提供すること ≫
ここに招待されるのは、難病と闘う子どもとそのご両親。
宿泊費はもちろん、食事代、往復の航空券も無料。
さらに、、、
ディズニーワールドやユニバーサルスタジオの入場料も無料。
しかも、テーマパークでは並ぶこともなく、優先的にアトラクションを楽しめます。
さらに、さらに、、、
事前に頼んでおけば、ディズニーのキャラクター達が、
“お休みのキス”のために、部屋まで訪問してくれます。
さらに×3、、、
いつ最後のクリスマスになるかわからない子ども達のために、
ここでは1年中クリスマスパーティが開かれるのです。
夢の国のそばで、夢のような1週間。
まさに、
『ウィッシュ・バケーション(1週間の思い出旅行)』。
でもですね、、、
ヘンリーさんは、どうやってすべて無料で提供し続けているのでしょうか?
いくらホテルを売ったからといって、永久に無料で提供はできないですよね。
実は、、、
ヘンリーさんが財産を投げ打ってしたことは、施設の土地の購入のみ。
あとの費用は、すべて地元の企業や団体からの寄付と、
2000人を超えるボランティアスタッフによって支えられています。
ヘンリーさんの“想い”が多くの人たちに感染し、
難病と闘う子ども達とその家族に≪夢のような思い出≫を贈り続けているのです。
ヘンリーさんは、こう言っています。
「私は人のためにやっているのではありません。
自分のためにしています。
自分が喜びや生き甲斐を得られるから、やっているんです。
人は与えられた環境の中で生活をし、人に自分ができることを差し出すことによって、
真の生きる歓びを知るのです」
『何のために働くのか』
ヘンリーさんの見つけた答えは、
「自分のため」でした。
それも、
「お金」という物質的なものではなく、
「喜び」「生き甲斐」という精神的なもののため。
たしかに、
衣食住に不自由せず、便利な生活を送るためには「お金」が必要です。
でも、それでは、心の充実感を満たすことはできません。
充実感を得るためには、自分でできることを差し出すこと。
差し出すことにより、相手が喜んでくれること。
働く理由で目指すのは、
「Win‐Win(の関係)」ではなく、
「HAPPY‐HAPPY(の関係)」なのかもしれません。
それを目指して働いていれば、
お金も手に入り、かつ、人生がより豊かになる…かもです。
今日も、あなたのハートにやる気スイッチ オンッ!
広島県福山市 なかむら歯科クリニック
非常勤歯科医師・口腔外科認定医 山本 一博 拝