こんにちは。医療法人幸美会なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター笠原です
お子さん、ふとした時にお口がぽかん…
としていませんか?

じつはそれ、「口唇閉鎖力(こうしんへいさりょく)」
の低下が原因かもしれません。
口唇閉鎖力ってあまり聞き慣れないかもしれませんが、
簡単にいうと「口を閉じておく力」のことなんです。
この力が弱いと、お子さんは無意識にお口が開いたままになりがちに。
これを「口唇閉鎖不全(こうしんへいさふぜん)」と呼びます。
お口が開いた状態が続くと、口の中が乾いてしまって、
唾液の力がうまく働かず、虫歯や歯肉炎のリスクが高まることも…。
さらに、口呼吸が習慣になると、アレルギーや喘息の原因にもつながったり、
眠りが浅くなる、集中力が下がる…なんてこともあるんです。
最近では、全国の小学生の約3割にこうした傾向がある という調査結果も出ています。
決して珍しいことではないんですよ。
また、舌が上あごを支えられないと、顎が前に出てしまったり、
その影響で姿勢が崩れて猫背になることもあるんです。ちょっと意外ですよね。
当院では、3歳〜15歳のお子さんを対象に「口唇閉鎖力の測定」ができます。
お子さんでも安心して受けられる、やさしい検査内容です。

測定のあとは、結果に応じてお口周りの筋肉を鍛えるトレーニングや、
舌の位置を整える練習などをご提案させていただきます。
もちろん、「ちょっと気になっているだけなんですけど…」というご相談も大歓迎。
ご家庭でできる簡単なチェックもありますよ。
テレビや本に夢中になっているとき、
自然にお口が閉じているか、ぜひ見てみてください。
寝ているときの口呼吸や、いびきもサインのひとつです。
「もしかして…?」と思ったら、お気軽にご相談くださいね。
私たちと一緒に、お子さんのお口と体の健康、楽しく守っていきましょう!

広島県福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック
トリートメントコーディネーター 笠原
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たばこのお口の中への影響って?
福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 小澤です。
たばこは身体によくないと分かっていても喫煙者の方は禁煙を成功させるのは大変で難しいと感じてしまいますよね…
たばこは身体だけでなく、お口の中の健口にも大きく影響します。
歯周病リスクを高める
たばこの煙には数千もの化学物質が含まれており、ニコチンや発がん性物質などの有害物質は200とも300とも言われています。
たばこによる口臭やヤニなどによる着色汚れだけでなく、歯周病にかかりやすく悪化もしやすいうえに歯周治療をしても治りにくいことが分かっています。
とある統計データによると、1日10本以上喫煙する人が歯周病になるリスクは5.4倍、10年以上喫煙している場合は4.3倍に上昇し重症化もしやすいそうです。
他にもタバコによるお口の中への影響として、
ニコチンによる血管収縮作用
たばこに含まれる一酸化炭素が組織への酸素供給を妨げるうえに、ニコチンは一種の神経毒で、血管を縮ませるので、体が酸欠・栄養不足状態になります。
歯肉(歯ぐき)の線維化
炎症反応による歯ぐきからの出血が起こりにくくなるため、知らない間に歯周病がどんどん進行していってしまうリスクが高まります。
白血球機能の抑制
からだの防御機能が低下することにより、歯周病菌への抵抗力が下がり、歯周病菌が繁殖しやすくなります。
さらに、傷を治そうと組織を作ってくれる細胞(線維芽細胞といいます)の働きまで抑えてしまう
血管収縮機能の低下
歯周組織の修復機能が低下、機能しなくなるため歯周治療を行っても治癒しにくくなります。
禁煙することで、これらの危険性が下がっていくことも、研究の結果解っており、歯周病にかかりやすさも4割も減少すると言われています。
たばこは依存症なので、自分の努力だけで禁煙を成功させることは非常に難しいです。
禁煙をしようと試みては、つい1本吸ってしまったことで喫煙が再開してしまったり、そんな自分に「自分はやめられない」「意志が弱いんだ…」と思う経験をした人も多いのではないでしょうか?
禁煙をするときに、喫煙者がいる空間へ行かないという意思を持って行動することももちろん大切ですが、禁煙外来などプロのサポートを利用して禁煙を成功させてみてはいかがでしょう?
日本では禁煙治療に健康保険が適応されていますよ!
最近では禁煙をサポートするアプリなどもあるので、そちらも一緒に活用してみるのも良いかもしれませんね!

福山市 医療法人幸美会
なかむら歯科クリニック
歯科衛生士 小澤